―今回の『VAMPARK FEST』は、邦楽、洋楽双方の豪華なアーティストが顔を揃える貴重なイベントになりましたね。HYDE 僕がイメージした形で開催することができたので良かったです。
VAMPSは、海外に向けたアプローチも意欲的にしてきていて。
それは、日本の音楽を輸出するという行動だと思うけど、
輸出するだけだとなかなか道ができないんですよ。
輸出と併せて輸入もすることでパイプができあがって、
お互いの活性化に繋がるんですよね。
だから日本で『VAMPARK FEST』みたいなイベントをすることで
お互いに等価交換できて、結果、日本の音楽を向こうで広めることになるんです。
そういうことを踏まえて、今回のイベントを開催することにしました。
―大きな意義のあるイベントです。それに、VAMPSが本当にカッコいいと思うアーティストを揃えたことが伝わってくる出演者も注目です。HYDE セレクトの基準は基本的には、
刺青が入っているかどうか(笑)…に近いかなって。
ジャンルで言うとね。
ライヴ当日は、バックヤードとかがかなり怖そうな気がしますね(笑)
イベントを開催するといっても想いだけでブッキングできるものではないから、
いろいろ難しいこともあって。
そういう中で、これだけのアーティストが
参加してくれたのは、本当に嬉しいことだなと思います。
自分もどういう反応をするのか会ってみないとわからないですね。
リハーサルとかも見れちゃうなんてヤバい!見ちゃお〜♪
―全アーティストのライヴが観応えありますからね。 それに、他のアーティストと少しカラーの異なる[Alexandros]が出演することも印象的です。HYDE [Alexandros]は、以前日本をアピールする
『JAPAN NIGHT in TIMM』というイベントで対バンしたことがあって。
そしたら予想だにしないくらいアッパーなライヴで、すごく盛り上がっていて。
これは、ヤバいなと。今のうちに出る杭は打っておかないと…
と思って、今回声をかけました(笑)。
―あ、あのぉ…(笑)。競演した時に、一緒にライヴをする若いバンドをすかさずチェックする辺りはさすがです。HYDE そうですか?僕としては、普通に興味があって観ていただけです。
そしたら、[Alexandros]がすごく良いライヴをしていて、
いいバンドだなと思って。
あとは、彼ら自身が海外にアプローチしたいという気持ちを持っている人達なので、
そういう人は、なるべく
バックアップしたいという気持ちはありますよね。
―[Alexandros]のようなバンドとVAMPSが競演することは、国内のシーンの活性化にも繋がります。HYDEさんはこれまで国内外の様々なフェスに参加されてきましたが、国内と海外ではフェスの空気感などは大きく違っていますか?HYDE 日本のフェスとかイベントに出た時は、ほぼライヴは観られない。
海外のフェスは普通に客席とかに行ってもそんなに騒がれないから、
わりと自由に他のバンドを観ることができるんです。
だから、海外のフェスのほうが、
いろんなバンドが観られるという楽しみがありますね。
あとは、海外のフェスでは、お客さんがもう暴動化状態というか(笑)
“ノル”という域を超えて、ものすごい勢いで暴れるんですよ。
で、アメリカとかは空気が乾燥しているから、
砂煙がバァーッと上がって。
なんか、ライヴ会場というよりも戦場にいるような気分になる(笑)
あの荒々しい感覚は、海外のフェスならではですね。
―海外ではそういうオーディエンスを相手にライヴをされているんですね。HYDE そう。それに、フェスとかは
グレーゾーンのリスナーが結構来るじゃないですか。
僕達だけのファンというのは、せいぜい数百人レベル。
あとはVAMPSという名前だけを知っていたり、
ちょっと興味を持っているような人が集まってくる。
そういう人達を自分達の音楽でノセていくということに、
フェスの醍醐味を感じています。
―アウェイ状態のライヴに尻込みするアーティストもいるようですが、HYDEさんは燃えるんですね。HYDE いや、心が折れそうになる時もあります(笑)
やっぱり、ホームのほうが安心だし、できるならばキャーキャー言われたいですよ(笑)
ただ、僕らがやりたいことを成し遂げるためには、
アウェイのライヴもしないと先に進んでいけないから。
そういう意味では、戦いですよね。
自分達のことをよく知らない人達に向かって演奏して、
いかに心を掴んでいくかという。
ただ、悲壮感を漂わせてライヴをするのは違うから、
そういう状況を楽しむしかないなと思って。
海外でライヴをする時は、戦いを楽しもうというような感覚ですね。
―逆に言うと、今回の『VAMPARK FEST』は、海外のフェスのそういう空気感を日本に持ち込むともいえますね。HYDE そう。だから、VAMPSが海外で戦っている感じが見られるライヴになる。
それに、今回みたいに洋楽のアーティストと
邦楽のアーティストが同じステージに立つイベントでは、
日本のバンドの力量が試されますよね。
そういうところでも国内で開催するフェスだからといって気は抜けなくて。
他のアーティストに負けたくないという強い想いを持って、
ステージに立つことになると思います。
ぜひ、そういうところも見てほしいですね。
世界のアーティストと僕たち日本人というのは、どんなものなのかと。
それは、大きな見どころになると思う。
なんて言うんだろう……格闘技みたいなものじゃないですか。
日本人がアメリカ人と闘うような感覚だと思うので、
それを体感して、お客さんそれぞれにジャッジして欲しいです。
―楽しみです。そういう想いのもと、VAMPSはどんなライヴをすることになりますか?HYDE ワンマンと違って時間が限られているから、
どのアーティストも短時間で自分達のいいところを
全部見せるライヴをしてくると思うんですよ。
それはVAMPSも同じで、VAMPSのいいところが濃縮されたステージを見せます。
対バンに合わせて
初日はVAMPSのメロディアスな部分を出して、
2日目は攻撃的にいくかもしれない。
そういう風に、VAMPSの幅広さを上手く活かしたいですね。
―『VAMPARK FEST』の開催に加えて、5月1日には約1年半ぶりとなるVAMPSのニューヨーク公演が決まったことも大きなニュースです。HYDE 最新アルバム『BLOODSUCKERS』が、
もうすぐアメリカでリリースされる予定なんです。
国内と海外でわざと発売日をずらしていて。
それに伴ってニューヨークでライヴをするんですけど、
それは始まりでしかなくて、
その前後もアメリカでいくつかのフェスに参加することが決まっています。
だから、まずはニューヨークでいいライヴをして、
そこで弾みをつけて、良い形でその後の動きに繋げたいと思っています。
初日はVAMPSのメロディアスな部分を出して、
2日目は攻撃的にいくかもしれない。
HYDE様が仰っています^^
今回は、ほんのちょっぴり省略しました。
さてそれはどこでしょうか♪
答えなくても大丈夫です☆笑
ついつい全文書き出しちゃうのは、
それだけHYDE様の応援度が高いって事で、
許して下さい☆(^人^)天の神様HYDE様ぁ☆