世界で戦うVAMPS――海外に楽器を預ける倉庫が欲しい | 日経トレンディネット http://t.co/F5plk9Ci8X pic.twitter.com/zOlftU46Jd
— hitomi (@hitopon_13) 2015, 8月 7
ロンドンで開催されたハイパージャパンと同時開催された音楽ライブイベント
「JAPAN NIGHT」に出演したVAMPSは、気合いの入ったライブで現地ファンを魅了した。
L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)のボーカリストHYDE(ハイド)と、
Oblivion Dust(オブリビオンダスト)のギタリストK.A.Z(カズ)が
2008年に結成した当初から海外に照準を合わせ、様々な国でライブを続けてきた。
2013年にリリースされた『SEX BLOOD ROCK N’ ROLL』も世界118カ国で発売されている。
ハイパージャパンの前週にはフランスのJAPAN EXPOにも出演、
9月27日からはブラジルのサンパウロなど中南米4カ国をまわるライブツアー、
10月にはロサンゼルスとサンフランシスコでの公演も発表するなど世界に活動を広げるVAMPS。
海外展開への思いをJAPAN NIGHTの公演中に聞いた。
頻繁にライブをすることが大切
―「JAPAN NIGHT」初日(7月10日の公演)、気合の入ったライブでしたね。
K.A.Z:1本1本がすごく大切だから。その日、その日で音響だったりとか、体調面だったりで、見え方が変わるかもしれないけどね。基本的にみんなすごく待ってくれていたし、なかなかこっちでライブをやるタイミングがなかったから、そうなるとやっぱり自然に気合が入るよね。
―海外でやってみたいという夢はバンドを始めたころから?
K.A.Z:80年代、90年代の洋楽を聴いて育っているから、やっぱりその辺の音楽が心地いいし、自分でも好きだし。どうせロックバンドをやるんだったらこういうふうになりたいという対象が海外のアーティストだったから、それが夢というか、憧れだったね。
―VAMPSとして活動し始めたときから海外での活動を視野に入れていたのですか。
HYDE:そうですね。その前のソロの段階からも2人で海外に展開していたから、VAMPSはそういうふうにスタートしましたね。
―海外でのライブは日本のライブとどう違いますか?
HYDE:全然違いますね。日本との違いをあげるときりがないけど、例えば日本で1週間の連続公演をすれば、ファンとのあうんの呼吸で独特の盛り上がり方も出来上がっていく。でも海外でのライブの場合は準備もまだできてないですよね。そういう意味ではまだお互い探りあっているところもあるだろうし。
―今もそうなんですか。
HYDE:今もですね。もっと爆発させたいんだけど、もっと数をこなしたりとか、もっと英語が話せたりとかしないといけないですね。
K.A.Z:ちょっと時間を空けてしまうと忘れられちゃったりするから、頻繁にライブをすることが大切だと思う。例えば、自分たちが日本でインディーズから始めて、色々なところでツアーをして、認めてもらって、それで今のポジションに立てたと思うんです。だから海外に行ったら、同じことをまたやらないといけないかなと。お客さんは初めて来たバンドに最初からウエルカムとはならないし、やっぱりそこはそれぞれのバンドが勝ち取ってきたポジションだと思う。
そのためにはやっぱり海外に行くという投資も必要になってくる。アマチュアのころに自分たちで働いてお金を払ってライブハウスに出させてもらったようなことをバンドが認知されていない海外で一から始めるわけだから、もちろんそこに投資していくことも必要ですね。
自分たちが作ったものを人種に関係なく色々な人にも聴いてもらいたい
―JAPAN NIGHTのインタビューで、南米公演ではすごくいい経験ができたとおっしゃっているのをみました。
HYDE:それはちょっとした面白い賭けみたいなこと。現地にファンがたくさんいるという情報だけは入ってくる。ただ、誰も行ったことがないから、カメラクルーをいっぱい連れていって撮影したら面白い結果になるんじゃないかと思ったんです。
でも、もしそうならなかったときに大赤字になるじゃないですか。ただでさえライブは赤字なのに、撮影機材とかスタッフを連れていけば、もっと赤字で、失敗したら大変なことになるなと(笑)。でもちょっと賭けで、たぶんいけるんじゃないかなと思って、撮影クルーも全部連れていって、見事にすごいライブになりました。それはDVDになってるけど、機動隊が出たりしたくらい。本当に南米中のファンが来て盛り上がってくれました。ちょっとあり得ないぐらいのライブになりましたね。
あんまりそういう賭けで勝つことはないんだけど、これはかなり得るものがありました。もちろんお金じゃなくて、経験値とか色々な意味ですけどね。
―海外公演は体調管理もすごく大変なのではと思います。そういう苦労をされてあえて海外に行かなくてはいけない理由は?
K.A.Z:自分たちが作ったものを人種に関係なく色々な人にも聴いてもらいたいという願望がある。海外のバンドであれば、普通にワールドツアーをしてますよね。そういうスタンスにもなりたいし、そうすることによって多くの人に聴いてもらえるし、日本限定と決めちゃうほうがよっぽど自分の中では気持ち悪いというか。
大変だけど、理念で何とかしたい
―ここに来て、海外公演の数が増えていますよね。
K.A.Z:4月も丸々1カ月、ずっとバスに乗ってアメリカ中をツアーしてましたね。アメリカは本当に広いから、日本を回る以上にもっと細かくというか、何カ所も回っていかないと知られることもないからね。そういう意味でライブは常に続けていかないといけないですね。何年後かに、「そういえばそんなバンドもいたね」と言われたらあまり意味がないというか。
―JAPAN NIGHTのライブではHYDEさんが客席に降りる場面もありましたね。
HYDE:フランス(JAPAN EXPOのライブ)でも降りました。半分怒られてもいいかなと思ってやってます(笑)。そういう意味ではインパクトがあるじゃないですか。記憶に残ればいい。
―今、フランスのお話をいただきましたけど、フランスとロンドンの違いはありましたか?
HYDE:やっぱりイギリスのほうが僕は難しいような気がします。集客的な意味でも。
―英語圏で日本のロックバンドが活躍するのは特に難しいともおっしゃっていますね。
HYDE:たぶん英語圏の人は基本的に英語の音楽しか聴かないですよね。それでいてバンドもうなるようにいるから、ほかの国の音楽を聴く必要はないんじゃないかなと思う。ただ、ほかの国はそうでもなくて、フランスだろうが、ドイツだろうが、英語のものも聴くじゃないですか。だから日本の音楽も受け入れてくれやすいんだと思う。
ただ、僕たちは英語の音楽を聴いて育ったから、そこで何とか同じようなバンドになりたいという夢があって、純粋な夢があって。それがあるから、まあ、大変だけど、理念で何とかしたいと思ってます。
機材費、ちょっと持ってもらえるといいですね
―政府は今、日本の音楽やアニメなどのコンテンツの海外展開を後押ししているわけですが、アーティストの方の立場からして必要なことはありますか?
K.A.Z:アニメとか、コスプレにおいては、ある意味文化は出来上がってきていると思う。そっちは盛り上がってるけど、音楽の文化ってまだまだだよね。海外展開をするに当たって、日本から発信して海外で盛り上げるみたいな形が、まだ完全には取れてないと思う。スポーツとかその辺はどんどん世界でも認められてきてるけど、まだまだ音楽は足りないなと思う。
だからこういう「JAPAN NIGHT」みたいなイベントをきっかけにして、それぞれのバンドが海外に目を向けていったほうが、そういうシステムが確立されるんじゃないかなと思うんだけど、まだまだ難しいですね。
HYDE:例えばカラオケ音源で歌ったりダンスしたりできるアーティストなら、海外公演もやりやすいよね。だから広がる可能性がすごくあると思います。バンドは機材を運ぶだけでもすごくお金がかかるから、そこを国が面倒をみてくれたらやりやすくなりますね。例えば倉庫を借りてくれるだけでもずいぶん違う。ヨーロッパに機材を保管できる倉庫があったらいいですよね。毎回運んでいられないから、倉庫だったり機材だったりとかを政府が持ってくれると、真のクール・ジャパンというものを届けやすくなりますね。
K.A.Z:毎回持って移動するのが大変なので、5月のアメリカ公演からは向こうの機材を使うようにしました。
HYDE:もう1個買ってということですね。その機材費、ちょっと持ってもらえるといいですね(笑)。
―海外と日本、活動の比率は今後どうしていくのですか?
HYDE:もちろん海外はすごい重要なんだけど、ベースを忘れちゃいけないと思ってます。日本の人たちがいるから自分たちは羽ばたけて、投資できる。彼らがいないと僕たちは、たぶん1回公演したらもう終わりですよ。そこを大事にしながら海外展開していくというのが、やっぱり基本じゃないかな。例えば、今年はワールドツアーを結構やったけど、来年は日本を中心に活動をするといったバランスの取り方じゃないと、たぶんチャンスをつかめないと思います。
―海外での活動の目標はありますか?
K.A.Z:夢にいかに近づけられるかが最重要課題ですね。ある程度いいところまでいったら、またどんどんと欲が出てくる。やっぱり海外のワンマンでも大きいところでできるようになっているというのが目標ですね。

夢を叶える事って
本当時間とお金と労力が必要ですね。。
夢を追いかけている人はみな同じ問題を抱えていると思うけど、
ひとつひとつ問題を解決しながら進んでいくと
夢にだんだん近づいていくと思うので、
あと、多くの力があればあるほど夢も近づいてくると思うので^^
HYDEちゃんを応援するぞ〜〜〜〜☆((*∂∀6))ノシ
夢を追いかけている人も、
HYDEちゃんと一緒にがんばろ〜〜☆( *´艸`)