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    2015年07月07日

    インタビュー☆VAMPS 2015年疾風怒濤のライヴを語る「初心に帰る。まさにそういうこと」

    野性と知性、そしてロマンの結合が刺激的な
    『BLOODSUCKERS』はVAMPSのステージをどう変えたのか?
    アウェイな環境へ飛び込んだ全米ツアーは
    VAMPSをどう覚醒させたのか?
    7月に開催される欧州でのライヴは?
    夏恒例の<VAMPS LIVE 2015 BEAST PARTY>は?
    ひたすら走り続けるHYDEとK.A.Zにライヴを軸に語ってもらった。

    HYDEは年々狂気じみていくというか
    ヴァンパイア感が強く出てきていますね──K.A.Z


    ─ライヴDVD&Blu-ray『VAMPS LIVE 2014-2015』がリリースされましたが、最新アルバム『BLOODSUCKERS』はVAMPSのライヴをより強靭に、よりドラマティックにさせたと思います。2人はこのアルバムの御披露目となったツアーにどんなテーマを持って臨みましたか?

    HYDE:歌唱法については毎回、試行錯誤しているんです。
    例えば今年はもっと声の歪みを安定させたいなとか、
    課題はその都度あるんですが、
    ツアーとしては新曲をいかにセットリストに導入していくか、
    でしたね。みんなを聴き役にまわらせないで、
    ずっとテンションを上げたままライヴが終われるようにって。
    だから、初日と最終日を比べたら全然セットリストが違うと思います。
    新曲を徐々に増やしていって、
    「この曲はもう、OKだな」ってお客さんの顔色をうかがいつつ(笑)。

    K.A.Z:やっぱり、新しいアルバムを発売してのツアーなので、
    ライヴで曲をどういうふうに感じさせるか考えましたね。
    音源とライヴに差がありすぎても面白くないので、
    ライヴでも音源ぐらいの音質で届けられるように。
    それとどうアルバムを表現するのか、
    どんなパフォーマンスで見せていくのか。
    新曲に関してはまっさらなところから始まって、
    去年から今に至るまでどんどん良くなっていると思います。

    ─アルバム『BLOODSUCKERS』はVAMPSのライヴをどう変えたと思いますか?

    K.A.Z:いちばんの変化はヴァリエーションが増えたことですね。
    アルバムの曲が入ることによって色彩豊かになったし、
    それでいてVAMPSの世界観からは外れていないので
    見ている側もいろいろな表情の曲があって楽しめたと思います。
    海外公演でも土地によって好まれる曲が違うので、
    例えば香港なら、こっち寄りのセットリストかなって
    アジャストできるようになりましたね。

    HYDE:うん。より熱くなりましたね。
    前回のツアーより温度が上がったんじゃないかな。
    エアコンで調節しないといけないんじゃないかって(笑)
    メロディアスでありながら攻撃度が増した感じはしますね。

    ─ライヴ中盤の「DAMNED」から「EVIL」に続く邪悪ゾーンは個人的に脳が熱くなるというか、興奮しますね。




    HYDE:そうなんですよ。
    キメてると最高ですよ(笑)

    ─え?何を?

    K.A.Z:風邪薬とかね(笑)
    HYDE:目薬とかね(笑)

    ─ははは。ライヴ映像には熱狂しまくるファンの様子もかなり映っていますよね。HYDEさん、K.A.Zさんが改めて映像で自身のステージを見て、新たな発見をしたり、感じたことは?

    HYDE:K.A.Zくんはよくジャンプするようになったなーと。
    K.A.Z:ははははは!
    HYDE:この数年は踵の調子が悪かったので、
    うまく跳べないカエルだったんですが(笑)、今はピョコーンって。

    ─ジャンプの高さが違うと?

    HYDE:違いますね。
    またそれがリズムに合っていて
    すごく気持ちいいんですよ。
    カット割りで着地して、また画面が切り替わったりすると
    曲により引き込まれるし、映像的にとても効果的だと思います。

    K.A.Z:HYDEは年々、狂気じみていくというか、
    ヴァンパイア感が強く出てきていますね。
    特に「EVIL」のような攻撃的な曲は
    ファンも自分たちの曲にしてるなって感じましたね。
    楽しそうにしている人もいれば、
    狂ったように頭を振っていたりとか。

    ─ファン=BLOODSUCKERSの様子がまたエキサイティングなんですよ。

    K.A.Z:だから見ていて面白いんですよね。
    映像ではステージからは見えなかった細かいところまで見えるし。

    HYDE:あれだけテンション上がってくれると
    曲に入りこみやすいですよね。
    僕はO型なのでついつい接待してしまうんですよ(笑)
    もっと動かないといけないとか、
    もっとみんなのほうを見て歌わないといけないとか。
    そういうことをつい思いがちなんですが、
    演奏に集中して音の中で自分を表現することに
    シフトしたかったので、
    それがライヴに表れているのかもしれないですね。

    ─2人のギターの絡みもどんどん息が合って、カッコよくなっていますしね。

    HYDE:ありがとうございます。

    ─アリーナツアー<VAMPS LIVE 2015“BLOODSUCKERS”>は籠城型ライヴハウスツアー<VAMPS LIVE 2014-2015>とは異なり、広い会場だからこそスケールアップした仕掛けで視覚的にも楽しませたいということも?

    HYDE:前半のライヴハウスツアーが“密室”を意識して
    構成していたのに対してアリーナツアーは真逆ですね。
    スケール感だったり広がりを意識した構成や演出を考えました。

    ─ステージに立つ意識も違いますか?

    HYDE:全然違いますね。
    ライヴハウスは汗とか唾液でベトベトな感じをイメージしているんですが、
    アリーナ公演はフェスとも違う巨大なイベントという感じかな。
    今回は僕がやってみたかったステージを具現化させたんです。
    ステージと客席の距離がすごく近いので
    アリーナ席のお客さんはZEPPで見ているのと
    そんなに変わらない楽しみ方ができる。
    それに対してスタンド席の人はステージは遠いかもしれないけど、
    ステージのスロープとか床にも
    LEDスクリーンの映像が映し出されていたので
    全体の演出が見えるんですよ。
    逆にアリーナ席の人にはその全貌は見えない。
    2つの角度から見られるステージが見どころだと思います。

    負けないためにどうすればいいかっていう方向に向かっていくと
    バンドがどんどん太くなる──HYDE


    K.A.Z:あと、アリーナツアーの最中に
    約1ヶ月にわたるアメリカツアーを挟んだことも大きいですね。
    そこで得た経験や刺激があって
    バンドがいっそうタイトになって
    レベルアップしたと思います。
    ホントに濃い1ヶ月だったので。

    ─実際、アメリカだけでフェスを含めると20ヶ所ぐらい廻っていますよね。SIXX:A.M.のサポートアクトを務めた全米ツアーはVAMPSにとって初めてのことも多かったと思うので、ぜひエピソードを聞かせてください。

    HYDE:まず、基本的にアウェイな状況でしたね。
    ほとんどのお客さんは僕らを観に来ているわけではないので、
    そういう状況の中、どれだけ振り向いてもらえるのか、
    こういうライヴをやっているとタフになりますよね。
    でも、今、思うのはやっておいてよかったということ。
    自分たちから出向いてこういう経験をしないと
    自分の立ち位置が見えなくなるんじゃないかと。

    ─というと?

    HYDE:日本にいると勘違いしちゃうというか、
    みんなにチヤホヤしてもらって自信をつけていくわけだけど、
    現地のバンドはすごくパワフルだから“負けてるわ”って。
    でも、そう思うことが重要だと思うんですね。
    負けてるなら負けないためにどうすればいいか
    っていう方向に向かっていくと、
    バンドがどんどん太くなる。
    そこで負けるとダメだけどね。
    「もう帰ろう」と思ったら、
    やめて日本で頑張ればいいとは思うけど。

    ─戦いの日々だったんですね。

    HYDE:そうですね。攻略したいわけだから、
    そういう経験をどんどん積んでいかないと
    自分たちがデカくならない。
    精神的に辛いこともいっぱいありましたけど、結果良かった。

    ─どうやって振り向かせるかとか、バンドの原点を思い出させる経験ですよね。

    HYDE:僕は最初から調子に乗っていたので、
    あんまりそういう経験してないんですけど(笑)

    K.A.Z:ははははは!

    HYDE:でも、ある意味、初心に帰る。
    まさにそういうことですよ。
    アメリカは僕がデビューしたときと一緒の状態。
    たとえば大きいフェスでも演奏し始めた頃に
    観ているお客さんの数は、パッと見300人ぐらいなんですよ。
    サイズ的にはちょうど大阪の難波ロケッツぐらい。
    そこからいかにZEPPぐらいのお客さんの数にして、
    次は代々木第一体育館ぐらいの数にしようとか。
    そういうことを励みにやってましたね。
    ときには「もっと増やしたかったけど、
    帰らないでいてくれて良かった」と思ったり、
    ときには「今日は増えてくれた。良かった」とか。

    ─乗り越えるハードルがたくさんあったんですね。中でもいちばん大変だったことは?

    HYDE:いちばん重荷だったのはMCでしたね。

    ─そうなんですか?

    HYDE:もともと僕、MC好きじゃないんですよ。
    それを英語で伝えないといけないので。

    ─でも、英語で伝えると盛り上がりますよね。

    HYDE:そうですね。簡単な言葉はさておいて、
    ちょっと難しいこと言おうとすると勉強が必要だし。
    どういう言葉がいちばん的確で似合うのか
    現地の人に聞いたりしましたね。
    日本で習った英語だと
    「初めまして。VAMPSです。よろしくお願いします」
    みたいな硬い感じになるじゃないですか。

    ─確かに。「では次の曲は……」って。

    HYDE:そう、「次の曲は○○を歌います」って(笑)
    ロックバンドとは全然違うノリになっちゃうんですよね。

    ─じゃあ、日本でのVAMPSのMCをそのまま英語に置き換えたんですか?

    HYDE:ホントは全く同じことをやりたかったんですけど、
    初めて観る人が多いので、ナチュラルな感じを目指しました。

    ─では、逆に嬉しかったリアクションは?

    HYDE:フェスとかSIXX:A.M.とのツアーもそうだったけど、
    ライヴが終わった後に向こうのごっついオッさんが
    「良かったよ!」って言ってくれたりすると、
    「あ、伝わったんだな」って。
    いいと思わなかったら感想なんか言わないと思うし。
    わざわざ走って伝えに来てくれたりね。

    K.A.Z:そうそう。

    HYDE:「おー、オマエら、さっきのステージ、最高だったよ!」とか。
    ちょっとテレ気味に「良かったです」って言ってくれた人もいて、
    あとニッキー・シックスに
    「今日のオマエら、ヤバかったよ!」
    って言われたのも嬉しかったですね。

    K.A.Z:アメリカツアーも最初の頃は
    アウェイだと思っているから、
    気持ち的に気張りすぎていたんですね。
    6〜7曲の中で伝えるべきことを伝えないといけないって。
    でも、後半にいくにつれて気負いがなくなって、
    お客さんに対してどんどん親しみを感じるようになったんです。
    1曲目より2曲目、2曲目より3曲目ってライヴが進むにつれて
    会場の人たちの腕が上がる数が増えたり、
    歓声がデカくなっていくと手応えを感じましたね。
    観ている人たちが受け入れてくれるから、自分たちも入り込める。

    ─収穫が感じられたんですね。

    K.A.Z:そうですね。最後まで演奏して
    反応が変わらなかったら、
    相当メンタル的に打たれていたでしょうね。
    さまざまな環境下で演奏することによってタフになったし、
    SIXX:A.M.やApocalypticaと一緒に廻ったんですが、和気あいあいと。
    フェスでもApocalypticaと気合いの入れ合いしたり、
    励ましあったり、いい関係性が築けましたね

    フェスをキッカケに知ってもらうことは重要だと思ってます
    そこからのスタートで、後はカッコいいステージが出来てるか──HYDE


    ─オフも含めて特に印象深かった出来事は?

    K.A.Z:エピソードといえばバスの故障ですね。

    ─どこの街で?

    K.A.Z:いや、ほぼ全箇所です。
    出発したとたん、バスの調子が悪くて最初、
    ギアが一速しか入らなかったから、
    ずーっとゆっくり走っていて。

    HYDE:5キロぐらいのスピード(笑)

    K.A.Z:どう考えても辿り着かないだろうって(笑)
    とは言え、向こうはJAFみたいなロードサービスシステムが
    あるわけじゃないから、ドライバーが車の下に潜りこんで
    「ケーブル切れてた!くっつけるぞ!」みたいな(笑)
    タイヤがバーストしてるのに、
    そのまま走り続けたこともあったし、
    運転席からケムリが出てきてバンパー開けたら火を噴いたり(笑)

    ─ははは。ステージじゃないんだから。

    HYDE:演出です(笑)

    K.A.Z:だから、最初から最後まで気が抜けなかったですね。
    ヒドかったけど、今、こうやって笑えるエピソードとして
    インタビューで話すことができるのが唯一の救いです(笑)
    振り返れば、すんなり行くよりもね。

    HYDE:そのときはイヤだったけどね。

    K.A.Z:そう。でも、あのハプニングがあったから
    すごく印象深かったりとか、いい経験ですね。
    あれよりボロいバスに乗ることはもうないと思う。
    もう少し良い車がいいね。

    HYDE:うん。インタビューで話せなくてもいい(笑)

    ─ははは。いよいよ7月からは欧州でライヴが開催されますが、今後のVAMPSは世界を視野に入れてどう活動していく?

    HYDE:ニューアルバムを出してまだ行きたいところに
    全部行けているわけではないので、
    とりあえずヨーロッパに行けることが喜びですね。
    一連の流れで<JAPAN NIGHT>というイベントにも
    いくつか出演しましたけど、そこはまた別枠の楽しみだと
    個人的には思っているんです。
    なぜかというと、僕らはイギリスやアメリカの
    バンドを聴いて育ってきたので、
    “日本から来ました!”っていうのは
    僕がやりたい方向性とはちょっと違うんですね。

    ─国という垣根を超えてVAMPSとして世界に出ていきたいということですか?

    HYDE:いちロックバンドとしてね。
    “日本”を打ち出しても基本的に聴きたくないと思うんですよ。

    ─聴きたくないというのは興味がないということ?


    HYDE:特に英語圏の国はね。
    例えばアメリカなら自分の国のバンドだけで
    十分だと思っているだろうし、
    わざわざ、ほかの国の音楽を聴く必要がないと思うんですよ。
    ただ、日本のアニメはまた別の盛り上がりがあるので、
    そういうフェスをキッカケに知ってもらうことは重要だと思ってます。
    そこからのスタートで、後はカッコいいステージが
    出来てるかどうかですね。
    だから“日本”を全部のライヴの看板にするつもりはないですね。

    ─最後に、2015年は8月22日と23日に幕張海浜公園特設ビーチステージで行なわれることになった夏恒例の<VAMPS LIVE 2015 BEAST PARTY>についてメッセージをお願いします。

    HYDE:今年はね、交通の便がいいところを借りられました。

    ─ははは。今までは借りられなかった?

    HYDE:あえてちょっと交通が不便なところで
    やらせてもらっていたところもあるんですけど、
    それでもみんな来てくれるんですよ。
    何千人も何万人も!
    なぜかというと、それだけ楽しい夏休みが
    過ごせるっていうことですよ。
    メンバーも毎年楽しみにしているし、
    「こんなに夏って楽しかったんだ」って
    思えるイベントを過去最大規模のキャパの幕張でやります。
    最大のお祭りでVAMPSの夏休み。
    僕らもみんなを楽しませるノウハウを熟知しているから、
    昼から遊びに来てもらったら夜までウハウハです(笑)

    ─会場に入った瞬間からパーティ気分だし、いろいろな遊び場が用意されていますからね。

    K.A.Z:夏休みっていう響きは何歳になってもみんな好きだと思うんですよ。
    <BEAST PARTY>は思い出に残ると思うし、
    家族で遊びに来ても楽しいので、
    ぜひ子供の自由研究の課題にも(笑)

    ─6才未満無料ですしね。

    K.A.Z:そうそう(笑)
    ぜひぜひ、みなさんで。

    ─写真からしてワクワク感を増幅させますよ。

    HYDE:去年の<BEAST PARTY>のときに
    もうこの写真を撮ってありましたからね(笑)
    それぐらい僕らも楽しみなんです。

    読み応えありました♪(♡˙︶˙♡)
    HYDEちゃん頑張ってるから
    私も頑張らなきゃ☆彡

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