【ライヴレポート】VAMPS、Nothing's Carved In Stoneとの<JOINT 666>で「一緒に飲みたいな」https://t.co/PoFe0dkSuA #VAMPS #NCIS #JOINT666 pic.twitter.com/f9NQRavVP6
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VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666
名古屋公演初日にして2016年一発目の対バン相手が、
Nothing's Carved In Stoneだ。
先ごろ公開したVAMPSインタビューでK.A.Zが、
「新年を迎えた一発目が、今まで一緒にライヴをしたことのないバンドと
音を出せるということが、やっぱり楽しみ」と語っていたように、
Nothing's Carved In StoneとVAMPSは初対面。
VAMPSスタッフの推薦にHYDEとK.A.Zが大きく頷いたことから、
今回の対バンが実現した。
ギタリストの生形真一(ELLEGARDEN)と
ベーシストの日向秀和(ストレイテナー/FULLARMOR etc.)を中心に結成された
Nothing's Carved In Stoneは、ギターロックシーンを牽引し続ける
アーティストたちが集結した4ピースだ。
卓越したアンサンブルとパフォーマンスは圧巻。
2008年の結成より毎年コンスタントな作品リリースとライヴ活動を継続している。
TVの画面越しにHYDEやK.A.Zの存在を知って
胸をときめかせたという学生時代の話はもとより、
大型フェス常連バンドならではの対バン攻略法、
Ju-kenやARIMATSUとの意外な接点まで、
本番直前の楽屋裏でメンバー4人が語ってくれたインタビューをお届けしたい。
さらには、終演直後、興奮冷めやらぬメンバーに訊いた
ライヴの感想も併せて公開する
(※日向のみ即移動だったため、終演後のコメントは3人)。
■HYDEさんが「長いバンド名だね」って(笑)
■「ここで一緒にジャンプしよう」とか、すごい優しいんです
──まず、VAMPS側から<VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666>への対バン出演オファがあったときは、どう感じましたか?
生形:ちょうどツアー
(ワンマンツアー<Nothing's Carved In Stone「MAZE×MAZE TOUR」>)で
名古屋に来ていたときに、ここZEPP NAGOYA(2015年10月17日公演)の楽屋で、
その話を聞いたんですよ。
“え!? あのVAMPS?
……いやVAMPSって他にもいるのかな?”って(笑)。
──それくらい意外だったわけですよね。寝耳に水みたいな。
生形:最初は本当にそうですね。
でも、ありがたい話だから、すごくうれしくて。
村松:やらせてください!って即答ですよ(笑)。
迷いはなかったですね。ずっとカッコいい音楽をやってきている先輩なので、
僕らにとっても、ものすごくいい経験になるだろうなという。
日向:しかも、まったく土壌の違うお客さんだろうから、
そこでライヴができるというのは幸せですよね。これは面白いなと。
──普通は畑が違ったら躊躇しそうなものですが、さすが百戦錬磨ですね。VAMPSの存在はもちろん知っていたとのことですが、HYDEさんやK.A.Zさんについて、ミュージシャンとしてはどのようにみていました?
村松:僕が中学ぐらいのときにL'Arc〜en〜Cielがドッカーンときていたんですよ。
「winter fall」(1998年リリース)とかだったと思うんですけど、
HYDEさんがTVに出ているのを見て、“この人、何? カッコいいなぁ”って。
周りの友だちもみんな聴いてましたからね。
K.A.ZさんもOBLIVION DUSTとかhide with Spread Beaverで観てましたし。
L'Arc〜en〜Cielはコピーバンドもやりましたよ。
「HEAVEN'S DRIVE」とか。難しいけど、超カッコいい。
で、ミュージックビデオとか観て、
“うわぁー! ギター弾きながら歌ってんだ”って。
そういう感じでした(笑)。
日向:完全にTVの向こう側の人というイメージだよね。
僕はね、すごく前の彼女がL'Arc〜en〜Cielの大ファンで、よく聴かされていました(笑)。
『Mステ』とかにもガンガン出ていたでしょ。
スターってこういうことなんだなって思っていましたからね。
実際、自分もバンドをやるようになってからわかるんですけど、
VAMPSは全国のZEPPで10DAYSずつのツアーとかやってたりしてるわけじゃないですか。
“やっぱりすごい、違うな”って。そういう肌触りを感じていますね。
生形:世代的に僕も好きで聴いていたし。
当時からどこにいても何をしていても流れてくる音楽なので、
知っている曲も多いですよね。僕自身、アルバムを持っていましたし。
それにK.A.ZさんのOBLIVION DUSTは、けっこう早くから打ち込みを使ってましたよね。
そういうセンスもカッコいいなって。
大喜多:僕もお2人の存在は学生のときから知っていたんですけど。
その後、20代前半で東京に出てきて、当時、SIAM SHADEのローディーをやっていたんです。
そのローディーチームが、L'Arc〜en〜CielとかOBLIVION DUSTもサポートしていたから、
直接スタッフとして関わったことはないんですけど、
同じ現場に居合わせることは多かったので、ステージ袖から見ていましたね。
──ということは、憧れというよりも先輩として観ていた部分もあったんですね。
大喜多:ミュージシャンとしてしっかりとしたベースがあって活動しているのが、
袖で見ていてもカッコいいなと思いましたね。
フワフワしていないというか。自分はそういう姿を見て、
自然と目指して進んできたのかなって思いますけど。
──本日はリハーサル前に挨拶もしたそうですけど、どんな会話を?
生形:HYDEさんが、
「長いバンド名だね」って(笑)。
──くくくく(笑)。
村松:ははは(笑)。その前に、僕だけ先に
「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」のセッションリハを一緒にやったんですけど。
まず、「おはようございます」って挨拶だけさせていただいて、
すぐにリハで感触を確かめ合うみたいな感じで。
でね、すごい優しいんですよ。
「ここで一緒にジャンプしよう」とか、
その場で教えてくれて。
“やべぇ、もうカッコ良すぎる”と(笑)。
■Nothing'sの曲にはいろんな要素があって
■その中のひとつの部分に深く、心に刺さる曲を
──さっき日向さんから、「土壌の違うお客さんだろうから、面白い」っていう発言もありましたが、おそらく今日の会場にはVAMPSファンも多いと思うんですね。とはいえ、Nothing's Carved In Stoneは数々の大型フェスをはじめ、大先輩との対バンも実践してきたわけで、そういう経験も豊富ですよね。で、本日、VAMPSとの対バンを迎えるにあたって、なにかしらの作戦みたいなものを考えたりも?
日向:かなりセットリストが違うよね、いつもと。
生形:今日は自分たちの音楽の深い部分を聴いてもらいたいなと思っていて。
村松:自分たちの音楽を今日のお客さんに刺していけるような選曲というか、
そういう意識があるかもしれない。
──あえてNothing's Carved In Stoneのコアな部分をみせたいということ?
生形:もちろん盛り上がるような曲もやるんですけど、
みんなでワァーって盛り上がることに意識を向けるよりも、
深い部分を聴いてもらったほうが自分たち自身もステージを楽しめるんじゃないかなと思っていて。
大喜多:せっかく呼んでいただいたので、
カッコいいバンドだなって思ってもらいたいじゃないですか。
そうなることで今日のこのイベントが成立するはずだと思うから。
──“自分たちの音楽の深い部分”というは言葉にすることは難しいと思うんですが、具体的に言うとすればどんなところですか?
生形:……何て言ったらいいんだろう。
どのバンドもそうだとは思うんですけど、Nothing'sの曲にはいろんな要素があって、
その中のひとつの部分に深くというか。
心に刺さる曲ってあると思うんですよ、どのバンドも。
Nothing'sのそういう曲をやろうと思って。
──より色の濃い部分ということを意味するもので、Nothing's Carved In Stoneはプレイヤーとしてそれぞれが高度な技量を持っていますが、そういう部分をみせるというわけではないですよね。
生形:そうではないです。どうしたって初めて僕らを観る人が多いと思うから、
そういう人たちにNothing'sというバンドが届く曲で、まず僕たちを知ってもらいたい。
日向:だから、Nothing'sの楽曲のなかでもワイワイする曲というよりは、
より聴かせる曲ですよね。そっちのほうがオレたちのことをわかってもらえるかなって。
■ARIMATSUさんとはドラムメーカーが一緒で
■飲みにいったり、かわいがってもらって
(中略)
【終演直後の楽屋で訊いたライヴの感想】
「お客さんがステージに発している熱量が想像以上」
──おつかれさまでした。VAMPSのステージに村松さんがゲスト参加して、つい数分前にライヴが大盛況のうちに終了したばかりですが、まずは率直な感想をお願いします。
村松:全然興奮が……冷めやらない。
これからホテルの部屋に戻ってひとりになり、静寂が訪れたときに、
ステージ上との落差がイヤになっていると思いますね(笑)。
それほど楽しかったから。
──Nothing's Carved In Stoneのステージはもちろん、VAMPSとのセッションにアガリました?
村松:HYDEさんから「たっきゅん!」って呼び込まれただけでアガリました(笑)。
──HYDEさんもK.A.Zさんも笑顔でしたし、距離の近さを感じましたよ。最後に台上でHYDEさんと何かしゃべってましたよね。
村松:HYDEさんが耳を傾けてくれたので、
「最高──!」って(笑)。うれしいです。通じ合えた。
──素晴らしいエンディングでした。では、ご自身のステージを振り返って、本日のライヴの手応えは? ステージが進行していくにしたがって、客席に挙がる手の数がどんどん増えていく様は鳥肌ものでした。
大喜多:本当に、音がどんどん伝わっていく感じがわかったのでよかったです。
あとは僕、VAMPSさんの「THE JOLLY ROGER」をコピーしたことがあるんですよ。
ARIMATSUさんと一緒にSAKAEドラム主催のドラムセミナーを開催したときに、
僕が「THE JOLLY ROGER」を叩いて、
ARIMATSUさんにNothing'sの楽曲を叩いてもらったんですけど。
ARIMATSUさんの「THE JOLLY ROGER」を生で、間近で見られたので感動です。
大満足です(笑)。
生形:やっぱり、少しずつお客さんが心を開いてくれているのがすごく伝わってきて、
やっていて気持ちよかったですね。
──セットリストは、前半はアルバム『MAZE』収録曲が中心、後半にライヴ定番曲が据えられていましたが。
生形:まず、自分たちが入り込める曲を序盤に据えたということ。
あとは、初めて見る人に響く曲ですよね。
例えば、Nothing'sを長く観てないとわからない曲ってあるじゃないですか、
“ここでみんなはこういうアクションをする”とか。
そういう曲じゃなくて、もっと曲として届きそうなもの。
基本的にはいつもセットリストの順番を入れ替えつつ、
今回のものを組んだという感じですね。
最近だと「YOUTH City」とかを1曲目に持っていくことも多かったんです。
村松:一発目からエンジンをかけていくか、
それとも一発目に大事故を起こしてパンチ力を出すかみたいな。
それによってライヴの最初のインパクトを変えてる感じですね。
生形:今日は事故のインパクト(笑)。
うちのバンドは良くも悪くも不器用で、合わせることができないんですよ。
“今日はこんな感じだからこうしよう”とか“お客さんを盛り上げよう”とか、
そういうタイプじゃないから。演奏するだけで、どれだけ伝えられるか。
今日みたいなライヴはそれがすごく試される日で。やりきった感はありますね。
──アンサンブルの妙でバンド感を築いていたNothing's Carved In Stoneに対して、パワフルなユニゾンでグルーヴさせるVAMPSなど、2バンドのコントラストも絶妙に際立ってました。
生形:VAMPSさんのバンドとしてのグルーヴは外国人みたいだった。
ホントに日本人とは思えないライヴでしたね。
──Nothing’sも十分日本人離れしてましたけどね(笑)。
生形:ははは(笑)。
演出も歌も演奏も全部含めて、
“そりゃみんな観に来るよな”って感じましたよ。
大喜多:観ていて気持ちいいという、本当にそこに尽きますよね。
すごく惹きつけられましたから。
袖から、穴が空くほど見ました(笑)。
生形:表で見たかったよね。
村松:セッションのとき、ステージ上から観た景色はすごかったよ。
お客さんがステージに発している熱量が想像以上で。
求められているバンドの、あるべき姿というものを見せてもらったというか。
──「オレたちも“ブラサカ(BLOODSUCKERS)”だから」という村松さんのMCもBLOODSUCKERSの心を掴みました。VAMPSのステージではHYDEさんもその言葉を「聞き逃さなかった」って言ってましたし(笑)。
村松:ホントですか!? うれしいな。
もう今日はオレたち、完全にブラサカでした(笑)。
同じファン目線みたいなところもあるので
読んでて楽しかったです♪( *´艸`)
全文読んで見て下さいね☆((*∂∀6))ノシ